フリーWi-Fiは危ない?安全な使い方とVPNの使いどころ
カフェや駅のフリーWi-Fiは便利な一方、通信を盗み見られるリスクもあります。総務省の「公衆Wi-Fi利用者向け簡易マニュアル」の3つのポイントと、自宅Wi-Fiの対策、VPNが役立つ場面をわかりやすく解説します。

カフェ、駅、ホテルなどで使えるフリーWi-Fi(公衆無線LAN)はとても便利です。一方で総務省は、必要なセキュリティ対策をとらなければ、通信内容を盗み見られるなどの被害が発生する場合があると注意を呼びかけています。
この記事では、総務省が公開している簡易マニュアル(令和7年2月版)のポイントと、VPNが役立つ場面を整理します。
公衆Wi-Fiを使うときの3つのポイント
総務省の「公衆Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル」では、セキュリティ対策の3つのポイントを示しています。
- 接続するアクセスポイントをよく確認しよう 店舗や施設が案内しているネットワーク名(SSID)かを確認します。似た名前の偽のアクセスポイントに注意しましょう。
- 正しいURLでHTTPS通信しているか確認しよう ログインや個人情報の入力をするページでは、URLが正しいか、HTTPS(鍵マーク)で通信しているかを確認します。
- パソコンの共有設定に注意しよう ファイル共有などの設定がオンのままだと、同じネットワークの他人からアクセスされるおそれがあります。
自宅Wi-Fiの5つのポイント
総務省は「自宅Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル」で、次の5つのポイントも示しています。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 1 | セキュリティ方式は「WPA2またはWPA3」を選択しよう |
| 2 | パスワードは第三者に推測されにくいものにしよう |
| 3 | サポート期限内のWi-Fiルーターを利用しよう |
| 4 | ファームウェアを最新の状態にしよう |
| 5 | Wi-Fiルーターの設定を定期的に確認しよう |
VPNとは
VPN(Virtual Private Network)は、端末とVPNサーバーの間の通信を暗号化して、通信内容を第三者から読み取られにくくする仕組みです。
VPNが役立つ場面
- 外出先のフリーWi-Fiで、仕事のメールや社内システムを使うとき
- ホテルや空港など、管理者がわからないネットワークを使うとき
- 在宅ワークで、会社から指定されたVPNを使って社内ネットワークにつなぐとき
VPNでは防げないこと
VPNサービスを選ぶときの確認ポイント
個人向けのVPNサービスを選ぶときは、次の点を確認しましょう。
- 運営会社と所在地:どこの国のどの会社が運営しているか
- 通信記録(ログ)の扱い:利用者の通信記録を保存するかどうかの方針
- 対応端末と同時接続台数:スマートフォン・パソコンなど、使いたい端末で使えるか
- 料金と契約期間:月額か、年額のまとめ払いか。自動更新の有無
- 返金や解約の条件
まとめ
フリーWi-Fiを安全に使う基本は、接続先を確かめ、HTTPSを確認し、共有設定をオフにすることです。そのうえで、外出先で仕事のデータを扱う機会が多い人は、VPNを組み合わせるとより安心です。自宅のネット環境の選び方は光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fiの違いをご覧ください。
よくある質問
QフリーWi-Fiでネットバンキングを使っても大丈夫ですか?
正しいURLでHTTPS通信になっているかを確認することが基本です。不安な場合は、フリーWi-Fiではなくスマートフォンのモバイル通信を使うなど、より安全な方法を選びましょう。
QVPNを使えば絶対に安全ですか?
VPNは通信を暗号化して盗み見のリスクを下げる手段のひとつですが、偽のWebサイトへのアクセスやウイルス感染などをすべて防げるわけではありません。HTTPSの確認や端末の共有設定など、基本的な対策と組み合わせることが大切です。



